ハローワークの使い方 ~その2(転職活動のサポート)~
こんにちは!!
元ハロワ職員転職ナビのモトハロです!
今回は次回に引き続きハローワークの使い方について書いていきたいと思います。
前回は転職活動のサポートと失業時の生活のサポートの2つが主なサービスとあることを書きました。今回は転職活動のサポートについて書いていきたいと思います。
ハローワークで出来る転職活動のサポート
①ハローワークの掲載求人に対する紹介
気になる求人を職業相談の窓口で紹介してもらえます。その際の求人の条件の相談などを併せて行えるため、応募するときの情報不足での不安感を取り除くことが出来ます。しかし、民間のエージェントの紹介と異なる点として、応募の連絡を企業にするだけで求人の条件の交渉や成果法型の窓口職員のインセンティブはありません。そのため、就職成功率が格段に上がるものではないので注意が必要です。
②履歴書の添削や面接の練習が出来る
このサービスは私個人としてもおすすめのサービスです。履歴書や職務経歴書などの書き物は人それぞれの癖があるので、多くのケースを見ている職業相談の窓口の職員の目線からの添削は癖の矯正になります。また、面接は入退室や質問に対する質疑応答など対策することが多い割に1人ではやるのは難しいものです。そのため、ハローワークの求人に応募する気がなくてもこのサービスの利用はオススメです!
③職業訓練で実費だと10~30万するスキルが習得できる
公共職業訓練というサービスになり、実費だと10~30万する講座を無料で受講ができるものになります。他業種への転職を考えている人にはとてもオススメのサービスになっています。特にスキルを身につけたいけど環境がないような人にオススメです。また、内容も事務の基礎が身につくOA技術科からCADなどの製造系まで多岐にわたって運営をしています。リンクを張っておくので参考に見ていただければと思います。
④資格取得に対する助成が受けられる
雇用保険の制度の1つで教育訓練給付金という制度で、資格取得に掛かった費用の一部を助成される制度です。この制度は雇用保険の加入が条件で有り、最低でも雇用保険加入期間が1~3年以上必要です。(※給与明細から雇用保険料が引かれていれば雇用保険に加入していると思ってください。週20時間以上働く人は原則強制加入になります。)また、1度利用すると3年間の雇用保険加入後でないと利用できなくなってしまうので複数の資格を取得をする時にはよく考えて使ってください。
教育訓練給付金は3種類あります。
1.一般教育訓練給付金
初回利用時の雇用保険加入期間は1年以上で利用できます。(2回目以降は3年以上)
対象講座を受講し費用の20%が助成されます。(上限10万円)
大型免許から一級建築士の講座まで多くのラインナップがあります。
2.特定一般教育訓練給付金
初回利用時の雇用保険加入期間は1年以上で利用できます。(2回目以降は3年以上)
対象講座を受講し費用の40%が助成されます。(上限20万円)
3.専門実践教育訓練給付金
初回利用時の雇用保険加入期間は2年以上で利用できます。(2回目以降は3年以上)
対象講座の学費の50%が支給されます。(上限額あり、詳細はリンク先参照)
https://www.mhlw.go.jp/content/000499884.pdf
講座修了後に資格を取得し雇用保険の加入がされた時には更に20%の上乗せがある。
つまり、70%の助成が受けられる制度となっております。
以上が主な教育訓練給付金制度の概要になります。
対象講座などは下記リンクを参照してみてください。
【一般教育訓練検索システム】
https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/SSR/SSR101Scr01S/SSR101Scr01SInit.form
【特定一般教育訓練給付金、専門実践教育訓練給付金】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku_shitei.html
いかがでしたでしょうか?
ハローワークは失業して仕事に困っている人が行くイメージで資格がタダで取れたり、学費の助成があることを知らなかった人も多くいるかなと思います。
この記事が1人でも多くの人のために成れれば幸いです。
聞きたい要望等ございましたらコメントにてお知らせください!
では、次回は失業時の生活の保険である失業保険について書いていきたいと思います。
また次回お会いしましょう!!